工房紹介
木村博多織手織り専門工房は、伝統的工芸品である
博多織の手織りの帯や生地を使用した小物を制作して
います。
1951年に工房を構え、当時は機械織りでしたが
今ではすべて手織りへと変わりました。
工房には、使用されて100年以上の歴史ある手機や
友人が手織り職人になった記念に機大工の父親から
作ってもらった大切な手機を譲り受け今も大切に使用
しています。
現在、さまざまな物がデジタル化し機械で大量生産が
できる時代ですがその中で伝えたいもの、残したいもの
が
‶ここ″にあります。
私どもは780年余りの伝統技法である三本の踏木を
使うことにこだわり、伝統を守り、五感を研ぎ澄まし
手織りを続けています。
そして使ってくださるお客様の
ことを常に考え織りなす商品を着物を装うような特別な
日だけではなく普段のファッションにも取り入れられる
よう提案していきたいと考えています。
打ち込められた技、生み出された艶を、手織りのぬくもり
とともに多くのみなさまへ届くことを願っています。
参考映像:はかた伝統工芸館「職人と技」youtubeはこちら
伝統工芸士紹介
- 木村 佐次男(きむら さじお)
- 1936年 佐賀県唐津市の馬渡島(まだらしま)生まれ
- 1951年 福岡県の博多織会社へ弟子入りをする
- 1970年 福岡県筑紫野市に工房を構え、独立
- 1991年 伝統工芸士認定(製織部門)
- 1993年 第17回福岡伝統的工芸展 入賞
- 1997年 福岡市技能職団体連合会より表彰
- 1998年 職業能力開発促進月間に福岡県より表彰
- 2005年 瑞寶單光章 叙勲
- 2008年 博多町人文化勲章 受賞
- 2015年 第49回福岡市美術展 入選
- 2018年 第21回日本伝統工芸士会作品展 福岡県知事賞受賞
- 2022年 第40回くらしの工芸展2022作品展 入選